尖圭コンジローマの感染原因や症状、治療法
性病の1つに尖圭コンジローマという病気があります。性行為によって感染の可能性が高まる以外に一般の人はあまり馴染みない病気だと思います。どんな特徴や治療法があるのか……尖圭コンジローマについてまとめてみました。
・男女で異なる尖圭コンジローマの症状
尖圭コンジローマは男性と女性で症状が少し異なります。男性が尖圭コンジローマに感染すると、男性器や肛門のまわりにブツブツしたイボができます。
イボができる箇所として、男性器の亀頭の先端部分やカリの周辺、包皮の内側にブツブツが出来る場合が多いようです。
イボの色として白やピンク、黒っぽい茶色と様々で大きさは1ミリから3ミリ程度が基本になります。
イボはニキビのような乳頭状のほかにニワトリのトサカやカリフラワーのような形状までいろいろな形があります。
女性の場合も性器周辺のブツブツとしたイボイボができる症状は男性と同じです。主に大小陰唇や膣前庭と呼ばれる部分にブツブツができる点が男性と異なります。
男女ともにブツブツが出来る点は尖圭コンジローマの代表的な特徴です。自覚症状もほとんどないため、気づかないことも多いようです。
時にかゆさや痛みを伴う場合もあります。尖圭コンジローマを見つけたら、すぐに病院やクリニックで診断してもらったほうがいいでしょう。
・尖圭コンジローマが起こってしまう原因は?
尖圭コンジローマの原因はHPVと呼ばれるウィルスの感染が原因です。いろいろな種類があるHPVウィルスはセックスに類似するオーラルセックスなどが原因で感染してしまいます。
オーラルセックス時の皮膚や粘膜にある小さな傷に感染し、症状を引き起こすのです。
尖圭コンジローマの原因であるHPVウィルスですが、感染してもすぐにブツブツしたイボイボを引き起こすわけではありません。
ウィルスに感染してから、イボイボの症状が出るまでに3週間から8ヶ月ほどの潜在期間が存在します。
自覚症状がない尖圭コンジローマですが、人によっては痛みやかゆさをこの時感じる場合があるようです。いつ発病したり、感染したりしたのか自覚していない場合も少なくありません。
したがって、何時感染したのか、本当の原因は何なのか……原因を特定するのは非常に困難な性病になります。
・尖圭コンジローマの治療法
尖圭コンジローマは薬による治療と外科的な治療法の2つが基本になります。病院やクリニックでよく医師と相談し、自分にあった方法で尖圭コンジローマの改善を目指しましょう。
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