B型、C型肝炎の感染原因や症状、治療法
肝炎とは、肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が破壊されてしまう病気です。その原因はウィルスやアルコール、自己免疫ですがB型とC型でそれぞれ特徴が異なります。この2つの肝炎を中心に病気の怖さを知っておきましょう。
・B型肝炎の症状と特徴
B型肝炎はB型肝炎ウィルスの感染によって発症します。人の血液や体液を媒介して感染する肝炎です。感染経路として、出産時にB型肝炎ウィルス感染者の母親から母子感染する方法があります。
母子感染は1986年以降、母子感染予防が取れるようになり、出産時のB型肝炎ウィルスの感染はほとんど防げるようになりました。問題になっているのは、水平感染と呼ばれる性行為や輸血、臓器移植から感染するB型肝炎です。
輸血で感染する危険性が昔はありましたが、現在ではそういう危険性はありません。しかし、性的接触や刺青の針の使いまわし、覚せい剤の注射の使いまわしによるB型肝炎感染者はいまだに存在します。
B型肝炎は感染した時期や健康状態によって、症状に差が生まれます。一過性のB型肝炎で終わる場合もあれば、6ヶ月以上の長期に渡って感染が継続する場合もあります。
・C型肝炎の症状と特徴
C型肝炎も感染している人の血液や体液を媒介にして感染する肝臓の病気です。原因はやはり、注射針や刺青針の使いまわしや間違った性行為によるものです。
C型肝炎の怖いところは、自覚症状がなく、感染していることに気づかない部分があります。放っておくと、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんに進行する恐ろしい病気です。
・肝炎の治療法
B型肝炎の治療法はワクチンが基本になります。有効なワクチンがあるので、感染予防のためのワクチン治療を行なうようにしましょう。
問題になってくるのは、C型肝炎の症状です。C型肝炎の対抗するためのワクチンは今のところ存在しません。事前に病気を防ぐ対策と取るしか方法はありません。
他人の歯ブラシや剃刀を使用しないようにしたり、性行為ではコンドームをきちんと装着するようにしましょう。怪我の手上げは、できるだけ自分で行い、必要があれば医療機関を受診するように心がけましょう。
他人の怪我の治療を行なうときは、肝炎ウィルスに感染している可能性があるので、手袋を装着するなどしてお互いに感染しない予防策を考える必要があります。
万が一、他人の血液が付着した場合は流水などでしっかり洗いながすようにして、必要があれば病院やクリニックで検査を受けるようにしましょう。
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